2025年8月21日木曜日
日頃より中央大学陸上部へのご支援ご声援を賜りまして誠にありがとうございます。
昨年、蔵王合宿の帰りの新幹線で考えたブログはどちらかと言うとおふざけ寄りでしたので、今年は少し真剣にブログを書いてみたいと思います。本文を考えた後にこの序文を書いているので分かりますが、そこそこ長いです。最後までお付き合いして頂ける方にだけ読んで頂ければ幸いです。
早いもので私も2年生となり、大学生活の3/8が終わろうとしています。そんな私の現在の自己ベストは「5000m 14’09”32」「10000m 29’12”10」「ハーフ 64’28」。伸び代たっぷりですね。直球に言えば伸び悩んでます。私は2024年度入学の2005年生まれ世代、いわゆる05世代というやつです。05世代は私含め推薦組が11人、一般生が2人の13人おり、人数を考えればかなり多い世代です。そして05世代の活躍は人数の多さに比例するように芳しいです。1年次からスーパールーキーとして活躍、今年も日本選手権の決勝を駆けた開成を始め、指数関数的な成長曲線を描いてる佐藤D、箱根出走はギリギリのところで叶いませんでしたが、それでも安定した強さを見せてきた並川、間抜けで腑抜けだけどタフに結果を出してきた生きるお笑い漢田原、最近復調の七枝、パッと思いつくだけでこの有様です。そんな世代で私が入学した時の5000mのベストタイムは七枝、岡ピ、三浦、ウッディに次いで5番目でした。
私は笛吹高校から中央大学にやってきました。笛吹高校は弱小校です。そもそも学校自体が新しいのもありますが、都大路の出場回数は0、インターハイ輩出は私を含めて1人です。14分台も歴代で私と兄を入れて3人、そんな高校です。もちろんそのレベルの高校なので練習はそこまでしんどくないです。月の走行距離は250km前後でした。顧問の齋藤先生は生徒の主体性を尊重し伸ばしてくださる先生でしたので、基本選手の考えたことを真っ向から否定することはしなかったですし、面と向かって怒られたことは1回しかなかったと思います。私はそのような環境のなかで高校時代はそこそこ走れたこともあり、自分に自信がありましたし、大学生活は夢と希望に満ち溢れてスタートを切りました。分かりやすく例えると「練習せずともここまで伸ばせてきたんだ、そんな俺が名門大学の練習なんかしちゃえばもう誰も俺を止められねえ!」みたいな、そんな感じです。ですが現実はそんな上手くいってないです。
では何が悪いのかと問われればそれは私が悪いとしか言いようがないです。スタッフの皆様はこれまでたくさんの「強くなるためのヒント」を私に与えてくれています。同期の仲間も時には励ましてくれたり、「これからでしょ!」なんて声をかけたりしてくれます。両親もこんな自分にいつまでもいつまでも期待してくれてます。それらをうまく汲み取れていないのは全て私の責任であり、私はそんな自分が好きじゃないです。ですが、そうやっていつまでも悲観的になっていてはこの状況を打破できないことは分かってます。
今年、私は例年類を見ない、2年生としてユタ合宿に参加させて頂きました。それは、まだ監督をはじめとするスタッフの皆様が私に期待してくださっていることの裏返しだと思います。こんな自分にまだ期待してくださる方がいらっしゃるのです。つまり、私は今、こんな自分に引導を渡さなければいけません。この競技をやっていて、今は楽しいことと苦しいことが半々くらいですが、楽しいだけじゃない、というのがこのスポーツの醍醐味じゃないかなと思います。大学生活は長い人生でたったの4年しかありませんが、短い4年という期間の中でどれだけ将来に向けて成長するかは今後の自分次第です。
いつまでも停滞しているわけにはいかないので、この夏を乗り越えた先に大きく飛躍できるように、精進していきます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次はイケメンの生江くんです。
田中 伶央(2)
![]() |
すごい経験ができました。 |
投稿者
選手
時刻:
18:09