2021年6月13日日曜日

こんにちは。4年の藤井拓輝です。
いつも応援していただきありがとうございます。
今回のブログでは4年生になって自分の中で起きた心情の変化についてお話したいと思います。

私は人の目を気にしすぎる弱い人間です。人に対してはっきり伝えることが苦手だったり、他人と比較して自分に足りないものを考えたり、周りからのプレッシャーに敏感になったりするような、自分を信じ切れないところがあります。
中央大学陸上競技部に入ると、自分より強い選手ばかりでした。そのため、正直なところ自分をさらけ出すことが怖くて、チームメイトと深く関わることを避けていました。その結果、言葉を選ぼうとしたり、人と違うことをしようとしたりして、空回りしていました。また認められようと練習で必死になって、レースのための練習ができず、結果に結びつかないというのが自分でした。

そんな私が変化を起こすきっかけとなったのは『人間の建設』という本を読んだことです。この本は数学者の岡潔さんと評論家の小林秀雄さんの対談についての本です。その対談は1960年代に行われたものですが、現代を生きる自分にとって考えさせられる言葉がたくさんありました。

その中でも一番刺さった言葉が「理性のなかを泳いでいる魚は、自分が泳いでいるということがわからない。」という言葉です。私はこの言葉を「理性で自分を押し殺しているうちは自分自身を理解することができない」ということだと認識しています。自分を取り繕おうとして本能を押し殺し、空回りしていた私は間違いなく『理性のなかを泳ぐ魚』でした。
そこで、自分の本能は何か、本当に自分がやりたいことは何か考えたときに、素直に思ったことは『今のチームで笑い合って卒業したい』ということでした。これまで自分を曝け出せなかった私に対しても、チームメイトは優しく接してくれました。そんなチームメイトと笑い合って卒業したいというのが素直な想いでした。だからこそ選手として自分が最後の箱根駅伝を走れなかったとしても、チームが目標を達成するために自分ができることをしたいと思えるようになりました。
また「言い表しにくいことを言って、聞いてもらいたいというときには、人は熱心になる、それは情熱なのです。」という言葉がありました。
私は言語化が苦手で、人とコミュニケーションを取るときにうまく伝えようとしても相手に伝わらないことがたくさんありました。しかし、この言葉を読んで、カッコつけてうまい言葉を探そうとするんじゃなくて、汚くても本当の想いをぶつければいいんだと思えるようになりました。

私は入学前の新入生にさえイジられる人間です。正直なところそれがコンプレックスだったこともありました。このコンプレックスもポジティブに捉えれば、初対面の年下でも自分に対して安心感を持って接してくれていることだと思います。
また、私はみんなに追いつくために、勉強したり、トレーニングを教わりに行ったり、いろんなことに取り組んできた経験があります。
そんな自分だからこそ、聞き出せる後輩の悩みがあると思います。また、試行錯誤してきた経験があるからこそ伝えられることもたくさんあると考えています。コンプレックスや苦しんだ経験は、見方を変えれば自分にしかないものです。自分を否定するのではなくて、自分らしさを大切にしながら、自分自身とチームのためにできることをしていきたいです。

同じ一般生として、南後は主務としてチームのために取り組んできてくれました。また、倉田は関東インカレで結果を残してチームに勢いをつけてくれました。2人の頑張りに負けないように、自分らしさを大切にしながら残り半年間、全力で頑張っていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

次回のブログは陸上競技部の女帝、萩野結月です。

藤井拓輝(4)

左:藤井(4)、右:椎谷さん(短距離ブロックOB)

  • 中央大学陸上競技部